最初はとても緊張しており、どのような授業が行われるのかイメージを膨らませていました。
実際に授業が始まると思っていた内容と随分違っており、かなり戸惑ったことを覚えています。
いきなり英語で自己紹介するように促され、たどたどしい発音で何とか名前や年齢などを述べました。
とても恥ずかしかったのですが、それは他の受講生も同じです。
自分と大差がない人たちが次々と話しているうちに、自分だけが低レベルではないと分かって安心しました。
それがこの自己紹介の目的であり、全員で上達していくためのスタート地点の確認という位置づけです。
そこからは日本語が禁止され、基本的に英会話のみでやり取りしなければなりません。
この環境で最も難しいのは、分からないことがあったときの対応です。
質問にも日本語を使えないため、どのように伝えたら良いのか悩んでしまいます。
ジェスチャーも交えて説明し、やっと希望する答えが返ってきます。
最初はこれが無駄だと思っていましたが、やはり上達に必要な要素だと知って感心しました。
欧米では身振り手振りでコミュニケーションをとるのは当たり前であり、その文化を自然と身につけさせるためにこのルールが必要です。
その説明を受けてからは、恥ずかしがらずに積極的にジェスチャーも多用していきました。
通い始めてから3カ月ぐらいで、徐々に上達を感じられるようになってきます。
自分の場合は頭の中に自然と英単語が思い浮かぶようになってきました。